| PR | EN | CO | TR | CA | AR | LI | RE | OT |
angry rose


「んん〜〜…!」


教室へ向かう廊下を歩きながら、曲がった背筋をぐっと伸ばす。


「うーん……寝すぎちゃったかなぁ…」


季節外れのオープンキャンパスも終わって、

いつもと変わらない日常が戻ってきた。



昨日はなんだかどっと疲れちゃって、すっごく早い時間から眠ってしまった。

なんせ昨日は遅刻もしなかったし、お客様の案内やらお茶の準備やらで

目が回るように忙しかったんだから!



オープンキャンパスなんて機会がなければ四寮が一堂に会す事も

早々無いけれど……



「あいつら本当にムカつく……!!」



サロンで顔を合わせた時のあいつらと来たら…!

サラマンダーの乱暴な猪突猛進馬鹿、僕たちに退けだの道を開けろだの…


大体、寮長も寮長だよ!


シルフィードのクソ眼鏡、僕のことを低能だって言いやがったのに

『くだらない揉め事は許さない』だって!

ちっっっともくだらなくなんかないよ!



…怒らせると怖いからあの場は引き下がったけど。


次に会ったら、絶対許さない…!




“次に会ったら”と言えば、あの転入生…―。


どこの寮に所属することになるんだろう?



仲良くしてあげても良いけど、



勿論、



他の寮じゃないと良いね…―。



 
14:00 (11ago)6年生 セラフィーノ・ロクェ・アルベルティーニ ノーム副寮長・監督生 comments(0)
Capricious Cat


ふあぁ……


また夜更かししちゃった

早く寝ようと思ってたんだけどなぁ



僕が遅刻すると

何故かハイゼンベルク先輩の耳にちゃぁんと届いてしまっていて

午後のカリキュラムが終わって寮のサロンに戻ると

あの怖ぁい笑顔で怒られるんだよね…



普段のハイゼンベルク先輩は知的で柔和で、

僕の我儘も笑って赦してくれる優しい寮長なんだけど




怒らせるとマジオニ怖い……




まあでも、

サラマンダーの直情馬鹿とかシルフィードの笑顔魔人とか

アンディーンの冷血鉄面皮に比べればぜーんぜんマシ!


慣れちゃえば別に何てことないしね


それに、ハイゼンベルク先輩の人を見る目は確かだもん

何て言っても、ファグ<寮長お世話係>のマリアンが働き者!


僕の好みのお茶の淹れ方はすぐ覚えてくれたし、

ちょっと我儘言っても二つ返事で聞いてくれるし、

本当に優秀なファグだよね



僕も、来年寮長になったらああいうファグが欲しいなぁ♪


お砂糖たーっぷりの紅茶淹れてもらって、

甘ーいお菓子をたっくさん持ってきてもらって、

暑い時は扇いでもらって、

寒い時はブランケット貰ってきてもらって、

僕の代わりに宿題やってもらって……ってさすがにそりゃ無理か


でも図書館に本を返しに行くくらいならお願いしても良いよねぇ


……って


あれ?



今何か……思い出したような……

んん……?





そうだ図書館の本!!

早く返さなきゃ!!
14:30 (11ago)6年生 セラフィーノ・ロクェ・アルベルティーニ ノーム副寮長・監督生 comments(0)
1/1PAGES