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Nebenrolle


『今日からここに住むことになるクロフォードとジェファーズだ』


我が物顔で権力を振り翳す寮長



…相変わらず不快だ


つり上がった口角

威嚇する様な大声





彼は強い


彼の持つ権力は誰しもが夢見る強さだ



だが……





彼の強さは彼の物では無い





彼は傀儡だ


奴の意のまま……




実に不愉快だ



ダウズウェル先輩があんな事になっていなければ、
今頃サラマンダーも少しはマシになっていただろうに…




いや…


たらればの話をしても仕方が無い

現状、奴がサラマンダーの頂点にいるのは事実だ



奴の手の中で踊る駒を無くさなければ

我々の頂点は有り得ないのだ




そう

自ら玉座を明け渡してくれれば一番良い


だが、やっと手に入れた地位だ

彼がそう易々と手放す筈も無い



ならば……



彼に道を用意してやれば良いのだ

裸の王の様に、大衆の前で膝をつく様な、そんなシナリオを描けたなら…



奴も手放さざるを得まい



ダウズウェル先輩の物だった玉座は


奴の手から離れ



いずれは



我々の物だ



もう、後輩達が怒鳴り声に怯えることも、抑圧されることも、
理不尽な命令をされることもないのだ


『2人を部屋まで案内してくれないか』



フッ……


クロフォード、と言ったか

不憫な転校生だ

まさか、入寮初日にRAがあんな事になるなんてな…


確か…『食中毒』、だったか?


体調不良だの食中毒だの、王侯貴族御用達の名門学園が聞いて呆れる…


しかし、ジェファーズは確か…ダウズウェル先輩の……



いや、まさか、な……

考え過ぎだ…



今はただ自分のなすべき事をしていれば良い…

そう、今は……

今はまだ……
 
16:00 (11ago)6年生 フローレン・ロイク・ヴェルソワ サラマンダー寮生・監督生 comments(0)
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