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Without haste, but without rest.

 

祭りのあとの夜。
オープンキャンパス後の中庭はいつも以上に静かで暗い。

 


6年前・・・
あの頃の自分とつい最近の自分。
入学当時から変わったものと変わらないもの。

 


居場所を作るのは自分。
種を植えて咲くのも自分。

 


支えてくれる人がいると思うだけで頑張れる。
でもどこかで結局は独りだとも思っている。

 


所詮自分では何も変えられないのかもしれない。

 


塞いでいた想いが静けさから顔を出す。
久しぶりに向き合う弱気な自分・・・

 


入学当初は自分が寮をまとめることなど想像もしていなかった。
でも今は・・・

 


他寮の生徒はおろか、
所属寮の誰にも見せることはできない自分の弱さ・・・

 


寮長や卒業して行った先輩達も
こうしたことを考えるときがあるのだろうか。

 

 

とりあえず歩いてみよう。

また夜が明ける。

18:00 (13ago)6年生 イグナーツ・テオドリヒ・ハイゼンベルグ ノーム副寮長・監督生 comments(0)
It is human nature to think wisely and act foolishly.

 

突き抜けるような青・・・

 

 

恒例のオープンキャンパス・・・

 

 

この学園に所属していれば何度も目にする、

それは代わり映えのない六度目の光景・・・

 

 

しかし、親愛なる寮生たちは気づいているのだろうか・・・

 

 

この壁に囲まれた中庭ではいろいろなものを見ることができる。

 

 

壁に囲まれた中庭のあるコートハウス。

道路側はすべて塀で囲まれ、外部からは遮断された世界。

その塀のなかにある広い中庭。

通風と採光を得るためにつくられた建物の中にある半分外の異空間。

 

 

ここで見ることのできるものは、

傲慢、物欲、嫉妬、怠惰、そして・・・

 

 

人と人が互いの心に闇を落とす。

さっきまで無邪気に中庭を駆けていたセラフィーノもそう・・・

例外は、ない。

人の持つ汚れた本能が初夏の空の青と混じってゆく。

15:00 (13ago)6年生 イグナーツ・テオドリヒ・ハイゼンベルグ ノーム副寮長・監督生 comments(0)
Longer than Forever


意外と脆いものだ。
情緒的なときほど思考能力が停滞する。


普段、冷静な者であればあるほどその傾向は顕著になる。


三流の王は金を残す。
3ヶ月先も見えていれば十分だろう。
一時、嘘でもいい。
民を鼓舞する力があればそれで十分なのだ。


二流の王は仕事を残す。
自分の在位中、民は食べるのに困らなくなる。
今だけではなく数十年先までのことを考える知恵が必要だ。
賢王は人を仕えさせるのではなく人に仕える。


一流の王は人を残す。
それは自分の死後の民の姿をも見据えているからだ。
どういった人間が次なる王に適しているのかを今この時点で見通しているのだ。
永きにわたり栄える国の王は人ではなく、国に仕えるのだ。


同学年同士の小競り合い。
余興にはいいのかもしれないが、
本当に見据えるべきは、
自分が卒業したあとの寮、そして学園の姿だ。


つまならいことで自分を失う。
『アンディーンの副寮長』もその程度か・・・


セラフィーノ・・・
相も変わらず子供じみた言動が目立つが、
どうか人の心を捕えるところがある。


・・・・・・
・・・クク・・・
フ・・・私も他人を自分のために使うことを考えている。
まだまだだな。
 
16:05 (13ago)6年生 イグナーツ・テオドリヒ・ハイゼンベルグ ノーム副寮長・監督生 comments(0)
Missing place


−慎ましい喜びを携えて歩く−


暗い中庭に湿った空気。
決して浮き立つような心持ちになりはしない。


この季節は嫌いではないが、
泣き出しそうな空を見ていると
なんだか情緒を押さえつけられような気持ちにさえなる。


だが今日は、それでもクスリと笑ってしまう。
そう、もうすぐ週末のティーパーティが迫っている。


他寮との交流を好まない連中もこのときばかりは勢揃いする。
僕は彼らのことが、そう、好きだ。
といっても、心が惹かれるわけではなく・・・


今の副寮長が全員顔を揃えるのは久しぶりだ。
低い年次のころには何も気にせず遊んでいた。


独りでいい。
誰かがそう言った気がする。


そんな言葉の裏には何が隠されてるのかなんて
他人の僕にはわからないけど
独りを望む人は誰よりも誰かにそばにいてほしいと
思ってるんじゃないかと思う。


人を傷つけるのが怖いのかもしれない。


だから自らを隠すことを選んだ。


・・・のかもしれない。


そんな成長し歪んだ仲間に、この週末会える。


 
13:05 (13ago)6年生 イグナーツ・テオドリヒ・ハイゼンベルグ ノーム副寮長・監督生 comments(0)
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