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篝火


"事件"からいたずらに時間だけが過ぎ行く。


僕の予定では、今回のドミトリー・ヴィジットは
先生方からの評価も高く、バレリオが鼻高々になりつつも、
至極穏便に終わるはずだったんだけれど…




誰かが、そうはさせてくれなかったらしい。




風寮に届けられた招待状…

未だ正体不明のまま。



それにしても、シルフィード寮のお節介には、甚だ驚いたな。

好奇心は猫を殺す…


誰が送ったか、差出人不明の招待状に釣られ、そのまま、
サラマンダーに関わったことを後悔するといい…



そして、ジェファーズの件。


本当に可哀想だったな。

つくづくサラマンダーとは相性が悪いみたいだね…





それにしても、一連の出来事

誰が、何の目的で、

しかも、サラマンダーで…






時の経過は、容易く、真実を闇に葬り去る
16:00 (11ago)6年生 トゥーレ・エドヴァルド・フォルスブロム サラマンダー副寮長・監督生 comments(0)
融解


窓の外を見やると、曇り空と紅葉。

黄金色がほとんどを占める学園の中でも
特別に、燃えるような燕脂の葉が落ちる我が寮。




全く、気分が悪い。


サラマンダーに先を越されたことがそんなに気に食わないのか。

いや…むしろ、バレリオの振る舞いの方かな…。



あからさまな態度を隠すこともしない他寮の生徒たち。


水の寮生は、水面下で何やら、こちらの事を調べているようだし、

風の寮も最近、少し耳障りだ。



何を目的として、何を探しているのか…



存分に調べるといい。







そうして、思い知るといい。
 
15:00 (11ago)6年生 トゥーレ・エドヴァルド・フォルスブロム サラマンダー副寮長・監督生 comments(0)
陽炎


とても静かだ







さて…

今日はもう動くのが億劫だ。




このまま寝てしまおうか…



ふと、思い出す。




他寮とちょっとしたことで衝突する度、

あんな風に激昂するバレリオ。




フ、僕がいなかったらどうなっていたことやら…



不祥事を起こして、懲罰室行き、
万が一、退学にでもなったりしたら



もう助けることは出来ないのに…






煩わしいものの為にそこまでする必要はないよ



邪魔になったら、消えてもらうだけ、だからね







誰もいない部屋に、また溜め息。



うんざりして身を捩ると、

無意識に放っておいたらしい深紅のネクタイが視界に入った。






――――― 悪くない




嵐がそこまで来ているようだ。
11:00 (11ago)6年生 トゥーレ・エドヴァルド・フォルスブロム サラマンダー副寮長・監督生 comments(0)
炎心




第一寮・サラマンダー


学園の重畳たる歴史の一片、

昨年、最優良の寮として栄光を勝ち獲ったのが我が寮…




バレリオは "一番" に執着しているが、

他人の上に立つことしか考えていないのか…



些か、派手な言動が目に付くようになった。


…今に始まったことではないけれど…


フ、ここは副寮長らしく、少し、忠告してあげようかな。




今年の各寮長は、誰もが切れ者…


いつ誰に足元を掬われても、文句は言えない…とね。





耳を澄ますと聞こえてくる。



風が走る音

水が流れる音

土が蠢く音



全て 煩わしい ―――――






フ…




今年も、退屈しなくて済みそうだ。
14:30 (11ago)6年生 トゥーレ・エドヴァルド・フォルスブロム サラマンダー副寮長・監督生 comments(0)
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