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no concern of mine


読んでいた本から視線を外す・・・。



ドミトリー・ヴィジット。

やはり、一番最初に開催されたのはサラマンダーだったか・・・。



エバールが語気を強めて報告してきた時は何事かと思ったが・・・。


グラナドスの事だ。

他寮へ与えるインパクトやプレッシャーを狙っての事だろうが、

派手好きで単細胞な彼らしいじゃないか。


想像の範囲を超えてきた訳ではない。

焦る事でもないだろう。




しかし・・・


エバールの報告通り、ベラルディの動向も気になるところではある・・・。


オープン・キャンパスで起こった事件・・・。


勿論、生徒が巻き込まれたわけではないが、

他寮に対する警戒心は強まっていると見て間違いは無いだろう。



ここは、動かぬが金、か・・・。

動き回るのは僕の役目ではない。

強風に舞う羽根の行方を見届けることにしようじゃないか。




空は高い。

それだけではない、目に映る全てから季節の移ろいを感じる。


さあ、残りの頁を読み進めてしまおう。


もうしばらくすると吐く息も白く染まり始める。


その先に見える結末・・・、

我が寮の勝利だけは揺らぐことはないのだから。
 
15:00 (11ago)7年生 リシャール・エルヴェ・ワーデルセラム アンディーン寮長・監督生 comments(0)
夜雨


自室で紅茶に口を付ける直前、不意に先日の出来事が蘇った





本人は微塵も感じていないだろうが明らかに顔に出ているし雰囲気も違う



どうせまたサラマンダーの馬鹿に煽られたんだろう



詰めが甘いよ、エバール





感情は直ぐに出すべきでは無い

だが……






本人の実力とは関係なしにのし上がったあの野蛮な低能
そんな奴が学園の頂点に君臨している現状…


―――僕も大嫌いだ


自分でも微笑んでいるのが解った





そして、もっと気に食わないのは
その下に甘んじている自分自身






胸の深部が冷えていく――






手加減などしない


今年は必ず、僕が頂点に立つ






 
11:00 (11ago)7年生 リシャール・エルヴェ・ワーデルセラム アンディーン寮長・監督生 comments(0)
Undine


季節外れのオープンキャンパスが決定してから数週間




皆、口では無関心を装いながら
高揚している事に気がついていないのか


浮き足立っているように見える





変化は・・・

他寮との些細な衝突が増えた事


好戦的な 奴 なら尚更






ページをめくる指先から微かに気配を感じる

同時に近づく喧騒







「エバール、レカルテ、そろそろ行こうか・・・」




低能共の集まりは嫌いなんだ





早く、雨が降ればいい―――


 
14:30 (11ago)7年生 リシャール・エルヴェ・ワーデルセラム アンディーン寮長・監督生 comments(0)
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