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I'm coming


晴れていたかと思えば、あっという間に雲が立ち込め土砂降りになる。
そんな不安定な天気とは裏腹に、オープンキャンパスが終わった学園は落ち着いた生活へと戻る。


……なんて事はなく。

寧ろ、オープンキャンパス中の方が落ち着いていたほどだ。
何故か、それはマスターがお客様の対応に追われていたから。

だからこそ、やっとできた休憩の時にはそれはもう不満爆発、といった感じだったけれど。

けれど、僕もお客様をもてなす準備でマスターの傍を離れる事も多く、被害は最小限に抑えられた…かな?


それにしても、ここ最近、もっと正確に言うならば
オープンキャンパスが終わってからというもの、妙にシルフィードの奴らの視線を感じる。

確かに、4寮での衝突はあったけれど、別段シルフィードに対して何かあった覚えはない。

だがシルフィード寮長のファグ…あのシュヴァイツァーからの視線が、以前より多く感じるのだ。

どんなだと、具体的に問われると回答に困るのだが…しいていうならば、親の仇でも見るかのような目、といったところだろうか。

正直言うと、鬱陶しいことこのうえない。


でもまぁ、面白い事もあったし
その事を思えば、あんなファグの視線なんてどうということはない。


イーサーになってからというものの、見かける事はあれど、会う事はなかった”あの”ジェファーズ先輩に会ったのだから。

あの時の先輩の顔といったら…!!
そうだよねぇ、だって、今までいい後輩だったものねぇ?

だって、”あんな事"があったんだもの、もう先輩の前で“いい子”でいる必要がなくなったのだから
先輩にそんな態度をとったって、疲れるだけだろう?


あぁ、そうだ。
間違ってもマスター…それに、王族の彼にも…
僕の事を言わないように伝えなきゃ…かな。


っと、そろそろマスターに呼ばれる頃かな?


…おいっ!ペルディーサ!さっさと来い!!


案の定聞こえてきた自分を呼ぶ声に、既に用意済みの紅茶を手にし、声を張り答える。

はぁーい、ただいまー!!

予めちゃんと少し紅茶を冷ましておいたのだから、今日こそ文句は言われないだろう。

あぁ、だけど遅いと、怒られはするんだろうなぁ。
くすりと少し笑い、歩き出した。

 
14:00 (11ago)3年生 ジャンニ・マルツィオ・ペルディーサ サラマンダー寮長お世話係 comments(0)
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