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muddy the waters

 

冗談か本気か

 

 

本心を読ませない表情、声音。

 

 

 

だが、冗談などでは無い事はすぐに解った。

 

大して目も通さずに膨大なリストをすぐさま暗記し

 

自分の持ち得る情報も交えて推測する。

 

人の上に立つ人間はそう為るべくして生まれてきた…と

 

感じざるを得ない。

 

 

 

 

 

それから…

 

グラツィアーニ先輩とクーベルタン先輩の件。

 

第三寮シルフィードの、監督生と寮長か…

 

柔和な微笑みを浮かべながら話すその真意は


きっと私の及ばない所で起きている事象であろう事は判るが


酷く愉しそうで何か…一抹の不安を感じた

 

 

 

 

 

 

だが、何より

 

 

まさかあの場で、

 

 

  ――クリームヒルトの婚約披露パーティーが
我が家で開催される

 

 

言葉がじわじわと

 

 

 

  ――君が相手なら、良かった

 

 

 

一滴また一滴と染み込んでいく

 

 

 

  ――今なら、まだ間に合うよ、リシャール

 

 

 

 

 

ローレンツに真意など在って無いようなものだ。

 

 

ただ、その言葉には偽りがない。

 

それが恣意的なこともあれば

 

時に意図的なこともあるというだけで、

 

いつの間にか彼の操る言葉の糸に絡めとられている。

 

 

 

 

 

 

 

心を一歩外に置く事

 

 

 

ローレンツとリシャールとしてではなく

 

 

第一寮アンディーンの寮長、そして副寮長として対峙するべきだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…今日は一段と気温も湿度も高い

 

 

 

外であれば尚更だろう。

 

 

 

こんな日はすっきりとした飲み口のダージリン・ザ・セカンドフラッシュを

 

間もなく戻る寮長の為に

 

 

 

 

 

 

 

18:00 (13ago)6年生 リシャール・エルヴェ・ワーデルセラム アンディーン副寮長・監督生 comments(0)
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